安全と健康

明るく楽しい、健全な学校生活を送れるように、幼稚舎では児童の安全と健康に留意しています。

安全面では、警備員が24時間常駐して、児童の安全を見守っています。また登下校時に児童が玄関を通るとメールで保護者に知らせるシステムを導入しています。さらに来客者をはじめ、学校にいる大人には入校証を着用してもらい不審者対策をしています。教職員も警察署指導の下、不審者対策の訓練を定期的に行っています。

その他、児童自身が身を守れるように年に3回以上、地震避難訓練や火災避難訓練、第一次行動訓練を実施しています。また年に一回は保護者の協力を得て、緊急時下校訓練を行っています。幼稚舎では、全校児童が3食3日分食べられるだけの食糧、そして全校児童が使用できる毛布を常に用意して、緊急時に備えています。

水泳授業を通しても自分の身を守る訓練を行っています。5・6年生では着衣泳を行い、多少泳ぐことができても慢心しないように、濡れた衣服を着て泳ぐ体験をします。6年生ではペットボトルやビニール袋を使って、有事の時に自分の命を守る訓練をしています。

健康面では慶應義塾保健管理センターから小児科医と保健師に毎日来てもらい、怪我や病気に対応しています。また月に1回、歯科相談やこころの発達相談、学期に1回、スポーツ医学相談も行っています。給食に関してはアレルギーがある児童への対応を行っています。

年に1回、卒業生の医師や看護師がチームを組み、5年生を対象にBLS(Basic Life Support)を実施しています。児童たちは、卒業生に教わりながら救命措置の体験をしています。もちろん、直ぐに倒れている人を助ける訳にはいきませんが、大人を呼ぶ、AEDを探してくるなど、児童ができることを徹底させ、命の尊さを学びます。また、4年生車椅子体験や5年生アイマスク体験では、児童が自ら障害を疑似体験することによって、相手の立場で考えることを通じて他者への思いやりを学びます。

このように幼稚舎では、児童が元気に学校生活を送れるように安全面や健康面にも様々な配慮をしています。